病気を発症していない軽度の肥満が対象

肥満治療で医療機関を受診する際、入院や手術よりも穏やかな治療方法として食事療法が挙げられています。食事療法とは、肥満の大きな原因である食べ過ぎと運動不足を解消する方法のひとつで、医師の指導のもと、日常生活で適切なカロリーを摂取し、長期間をかけて減量を促す方法です。肥満による病気が発生しておらず、運動療法と一緒に行える人に指導される治療方法といわれています。食事療法で摂取できるカロリーはBMIによって異なり、BMIが30以上の早急な減量が必要な人の場合は1日に1千から1千4百キロカロリー程度です。そこまで行かず、BMIが25以上30未満の場合は1千8百キロカロリーまで摂取できます。栄養バランスが整っていながら、思っているよりも摂取できると考える人も少なくありません。

栄養バランスが取れて決まった時間に食べる

肥満治療の食事療法ではたんぱく質やミネラル、ビタミンといった栄養不足を避けるため、バランスの取れた栄養が取れる献立にしています。過剰なエネルギー摂取を避けることが重要となり、脂肪や炭水化物の取りすぎは注意が必要です。また、塩分の取りすぎにも注意が必要とされており、1日6gが望ましいとされています。過剰な塩分はカロリーオーバーにつながることも多いため、塩分はなるべく控えめにしましょう。また、1日1食や1日4食といった不規則な食生活は避けて、3食決まった時間に食べる習慣をつけることが指導されます。毎日継続して決まった時間によくかんで食べること、塩分・脂肪分控えめ、カルシウムやミネラル、良質なたんぱく質が取れる食事を献立として提供する病院もあります。