保険を使って痩せられるってホント?

過度なダイエットは危険ですが、肥満も生活習慣病のリスクを上げ、健康を大きく損なう恐れがあります。自己流の体重管理に限界を感じたら、専門医を頼ることも視野に入れるべきかもしれません。肥満外来では、食事指導や運動指導、投薬などによって状態の改善を目指します。いくつかの条件を満たすと、治療の対象となり保険が適用されます。

保険適用で治療を受ける目安として、BMI35を超える高度肥満症という基準があります。BMIとは、体重kg ÷ (身長m)2という計算式によって導き出される体格指数です。計算の結果が22に近いほど適切な体重をキープしていることになります。体脂肪率や骨格による違いが反映されないという欠点はありますが、身長160cmでBMI35となれば体重は約90kg。ちょっとやそっとのぽっちゃり体型では保険適応の対象とならないことが把握できる数値です。

体重以外の条件もある!

また、BMIが35に達していなくても、肥満のために健康が損なわれている状態であると判断されれば、保険適用される場合があります。具体的には、高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病を患っていることや、脂肪肝など、肥満が大きな因子となる疾病・健康障害を抱えているケースがこれに該当します。

内臓疾患のみならず、肥満が原因の膝や腰の痛み、いびき、睡眠時無呼吸症候群などを理由に保険適用されることもあります。これらの症状に悩まされている方は、一度肥満外来の利用を検討してみるのもいいでしょう。病院によっては保険での治療を行わないところや紹介状が必要な場合もあります。自分で情報収集するとともに、かかりつけの医師に相談するとスムーズです。